バングラデシュには美味しい食べ物がいろいろあります!
カレーがほとんどですが、使う材料や味付けによっても味が変わります。
ただ、ほとんどの味付けは辛いです。
冒頭の写真を見てもお分かりの通り、青唐辛子やチリパウダーを使って調理しているので。
辛い物がお好きな方であれば、バングラデシュの食生活に慣れるのはさほど大変ではないかもしれません。
けれど私のように辛い物が苦手であれば、大変です。
食べてたら慣れるよ!と言われ続けて十年以上が過ぎ…。
辛い物を食べるとやっぱりお腹が壊れるので、なかなか難しいですね(苦笑)
それでも少しは進歩しました。
バングラデシュへ行く前はカレーの甘口にリンゴをすっていれて辛さを抑えてましたが、今は中辛と辛口のルーを合わせたカレーが食べれるようになりました!
でもバリ辛と言うカレールーは全然食べれませんでしたが…。
そんな辛いのが苦手な方におくる、辛いのが苦手でも食べられる!バングラデシュの美味しい食べ物~
バングラデシュのお店は時間帯によって出しているものが違うので、時間帯別で取り上げます。
朝~お昼までで手に入るもの
・পরোটা ポロタ
ベンガル人の家庭では朝食にルティ(小麦粉で作られた丸い形の薄いナン)を食べることが多いです。
このルティを作る段階で、ギー(牛脂)を入れ、さらに焼くときにもギーで焼くとポロタの出来上がり!(ギーは高価なのでお店によってはサラダ油で代用しています)
牛脂で焼いてる(揚げ焼きっぽく焼く)こともあって、外はパリッとしていてまるでパイのような食感。
けれど中は柔らかくて、ジュワッとリッチな味で…
私の文章能力ではとてもじゃないけど書き表せません。
これが本当に、本当に美味しいです!!
これにクミンや青唐辛子などで味付けした野菜の炒め物を一緒に食べることが多いですが、私には辛すぎる(泣)
美味しいけど、食べ始めの数口で口の中が辛さでマヒして何を食べても辛い辛い!となってしまいます。
この野菜炒めのようなおかずは、自分だけのために辛さを調整するなんてことできません。(前もって大量に仕込むので)
それで、ポロタと付け合わせで頼める辛くない、もしくは辛さを調整してオーダーできるものを幾つかご紹介したいと思います。
・দুধ চা(ドゥッチャ) ミルクティー
甘いのがお好きな方はこの付け合わせ、はまると思います。
ポロタを一口サイズにちぎりながらミルクティーにつけて食べる。
そうすることによってポロタの油分がミルクティーに少し溶けて食べやすくなるとともに、ミルクティーの甘さがほんのりとポロタにうつるんです。
おすすめです。
・মামলেট(マムレット) オムレツ
バングラデシュのオムレツは「卵」「塩」「玉ねぎ」「青唐辛子」で作られます。
この塩っけと辛さがポロタとよく合うんですが、「青唐辛子」が辛い!
手でよけて食べることもできますが、熱々なうえ、結構な量が入ってると諦めたくなります…お腹も空いてますし…
それで、オーダーする時に「青唐辛子」を抜いてもらいます。
【注文する時に「青唐辛子」抜きでという言い方】
・青唐辛子抜きで下さい。
কাঁচা মরিচ ছাড়া দেন(カチャ モリス チャラ デン/ Kaca moric chara den)
オーダーの全文はこうなります↓
・私に一つオムレツ下さい。でも青唐辛子は抜きで下さい。
আমাকে একটা মামলেট দেন। কিন্তু কাঁচা মরিচ ছাড়া দেন।(アマケ エクタ マムレット デン。キントゥ カチャ モリス チャラ デン。/ Amake ekta mamlet den. Kintu kaca moric chara den.)
オーダーを聞きに来る人はけっこうな確率で言ってることを聞いてない&最後まで聞かない。
最初の「一つオムレツ」を聞いた瞬間に「オムレツ一つ~!」って親方に言ってますもん。
なので青唐辛子抜きでを最初に持ってくるのも手かもしれません。
・青唐辛子抜きでオムレツを一つ下さい。
আমাকে কাঁচা মরিচ ছাড়া একটা মামলেট দেন।(アマケ カチャ モリス チャラ エクタ マムレット デン/ Amake kaca moric chara ekta mamlet den.)
「チャラ」を大きめの声で言うと伝わりやすいです。
でもバングラデシュの人々は青唐辛子抜きなんて美味しくない!と思ってますから、青唐辛子抜き!と言っても気持ち青唐辛子が入ってたりします(笑)
どうしても入れてほしくなかったら
・オムレツ一つ青唐辛子全くなしで下さい。
আমাকে একটা মামলেট একডম কাঁচা মরিচ ছাড়া দেন।(アマケ エクタ マムレット エクドム カチャ モリス チャラ デン/ Amake ekta mamlet ekdom kaca moric chara den.)
このエクドムを強くゆっくり「エク ドム」と言って下さい。
・ডিম পউজ(ディム ポウズ) 目玉焼き
これは確実に辛くないです!
バングラデシュでは黄身がトロッとしているのが好まれるようで、目玉焼きをオーダーしたら半熟で出てきます。
でも日本とは違って生で食べれるほどの安全性がある卵ではないので、ちゃんと調理されてないならサルモネラ菌による食中毒になってしまう可能性も…
ただ、トロッとした黄身にポロタをつけながら食べるのも美味しいです。
ポロタは朝食として出されるものなので、お昼近く(12:00ごろ)になるともうお店においてません。
日本で言う朝限定メニューみたいな立ち位置です。
・সমুচা(ソムチャ) サモサ
ポロタやルティが終わってくると店先に並び始めるのがこのサモサ。
パリパリの春巻きを連想させる皮にカレー味の具が入った揚げたスナック。
ところどころ青唐辛子が入ってるので、うっかり食べないように用心しながら食べて下さい。
辛いのですが、まだ大丈夫なレベル。
中にぎっしり具が詰まってるので、小腹を満たしてくれます。
お昼以降手に入るもの
おかず系
バングラデシュの人たちのお昼は14時ごろ。
13時ごろにはがっつりご飯&おかずがお店に出始めます。
おかず系はほぼ辛いです。
辛いのが食べれる方にとってはどれもご飯にあって美味しいと思います。
そんな辛いおかずに交じって、辛くないものがあります。
それは「ডাল」(ダル/ Dhal)
ডালとはレンズ豆をクミンやターメリック、ニンニクなどで煮込んだスープのこと。
うま味とコクがあって美味しいです。そして辛くない!(これ重要)
お店によっては水っぽい時もありますが(^^;)
日本で言う“お味噌汁”の立ち位置に近く、おかずを頼んだら一緒についてくることが多いです。
ローカルなお店では見かけないけれど、辛くないおかず
ダル以外にも辛くないおかずは、কোরমা(コルマ)という名がつくもの。
よく聞くのはচিকেন কোরমা(チキン コルマ)。
ヨーグルトや牛乳が入っているのでそれらが辛さを抑えてくれて、食べやすくなっています。
ただ、ローカルなお店のメニューで見かけたことがないです。高級なお店だったらあるのかなぁ。
普段ローカルなお店にしか行かない私には分からないです。
コルマは美味しいです!もし機会があれば是非一度食べてみてください。
スナック系
夕方ごろになるとお目見えしだすのが
・পুরি プリ
油で揚げてあるので写真のようにカリカリ。
中はカレー味の豆の煮ものをほんの少し入れてから揚げてあります。
写真で見てお分かりの通り、生地がぷっくりと膨らんでおり、中はほとんど何もありません。
カレー味の煮ものもうっすら皮の裏側に張り付いているような状態です。
カレー味の煮ものが辛いですが、本当に少ししか入ってないので辛さはさほど感じません。
揚げ物がお好きな方は好きだと思います。
これをお店で頼むと、きゅうりや青いパパイヤを千切りにしたものに岩塩を振ったのを付け合わせとして下さいます。
衛生面で気になる方は食べない方がいいですが、プリとこのサラダがよく合います!
プリよりこの付け合わせが食べたくなる時があります。
まとめ
今回はバングラデシュの辛くないローカルフードを幾つか取り上げました。
デザートや飲み物系に辛い物はほぼありませんので、ここで挙げておりません。
でも紅茶に唐辛子を入れたものも一部の屋台で見かけるようになってきましたが…
最近は露店で丸いカステラなんかも売られてきて、バラエティがでてきました。
それでは、最後まで読んで下さりありがとうございました。
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